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古くからお住まいの一家らしく、自社ビルの3階フロアには、何世代前からの品物が所狭しと家具類と共にぎっしり埋め尽くされていた。まずはその荷物の整理と解体、また鉄骨構造の補強からリフォームが始まった。お住まいになる女性ドクターはこの新しい住まいを友人達との拠点とお考えで、パーティー型のアイランドキッチンやリビング家具は中央に位置し大型TV、ピアノ、電気暖炉などゲストを中心にプランが決まっていった。
当時の3部屋分を主寝室以外は全てワンフロアにして使用する。収納はすべて造り付け家具とし、キッチン背部の収納は、屋上階段下を活用したので充分なスペースだが、屋上階段ごと、大引戸で隠したのでその引戸を開けてキッチン収納が現れると、ゲストは驚かれるようだ。建物は往来の激しい道路に面しているので、開口の大きな窓にはイタリア製のレースのファブリック等で落着きを出すようなインテリアとした。
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グランドピアノを囲むようにラウンドさせた壁。上部の窓は天井をつなげて双方の部屋とも広がり感を出すための工夫です。
向こう側は寝室になっています。
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アイランド型のパーティーキッチンは部屋の中央に位置し、バーカウンター代わりにも使用する。ゲストも交替でキッチンに立つ事が出来るよう四方から廻れるような配置とする。
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リビング裏側の寝室、ヘッドボードも造作で。
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