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この設計のテーマ
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設計システムの特徴として主な仕上げ材仕様の制約がありましたが、全体コンセプトの「モダン和」の基調に「カラー」を用いたりアート的な和紙張りや和紙を用いたイタリア製照明器具など、また間接照明などでゲストハウスらしさを狙いました。
ひとつひとつの部屋で同じ木でも自然色だったり濃色だったりまた和紙、布、漆などを用いて一つの住戸内でも変化が楽しめるように工夫しました。
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お客様からのご要望
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建て主の以前お住まいマンションも所属した事務所の設計でしたが、お仕事のご関係で「色々な来客が増える」ことと「セキュリティ面での強化と負担軽減」が主なテーマで、より都心で利便性の高い六本木周辺で新築マンションの分譲購買をお決めになられました。
この分譲マンションのシステムは建築工事着工と並行して住戸内プラン変更に対応していくもので、各種工事に先行して変更内容が決定していなければならず設計の進め方が工程遵守ということと、最終的な購入家具、造作家具、インテリアの打合せもプラン決定に不可欠要素でしたので建築打合せと並行するという、随分凝縮した打合せの必要がありました。
あえて2階部分をご購入なさり、その前に広がる隣地の樹木を空間に取り込むことと、「ゲストハウス」として常に来客を意識しながらもサービスはスムーズに出来る。あまり乱雑なキッチン、ダイニングにならないように。特に腰掛ける椅子やソファ、テーブル類には大変細かいご希望がありました。またご多忙のご主人様の為にも寝室のベッド、照明、ベッドリネン、カーテンなど全体ファブリックスのイメージも「森」「グリーン」など”安らげる”を最大のテーマとしてご要望がありました。
書斎デスクの大きさと位置や裏手収納クローゼットとの面積配分など、臨戦態勢にあるご主人の為にYシャツ、ネクタイ、スーツ、セーター類など出し入れし易いクローゼットのご要望があり、洗面所+ユーティリティーの雰囲気重視だが充分な機能性を。などご希望がありました。
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設計データ
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所在地: 東京都港区
工事種別: 新築オーダーメイドマンション
構造・規模: RC造 2階部分
延べ床面積: 125.8u
竣工: 2007年8月
撮影: 菅原律子 櫻庭紀之
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